シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

ひとの数ぶん

 

天国の友のこと

おもいながら

 

うつらうつら

眠ってた

 

明け方

 

 

こわくない悪夢

みた

 

お決まりの

 

いつも

くりかえし

みる

悪夢だ

 

 

 

知ってる道

なのに

 

どっか

ちがってて

 

いつまでも

迷って

 

帰れなくなってる

という…

 

えーと

 

えーと…

一所懸命

 

一所懸命

行ったり来たり

歩きつづけてる

 

 

かなしい夢で

 

悪夢だよねえ

これ

シーちゃん

って

 

いまごろ

おもった…

 

 

 

病むほど

こころ傷

うけてたのに…

 

なんにも

できなかった

 

ただ

そばに

いてあげること

さえも

 

できなかった…

 

忙しい

なんて

 

なんて

おろか…

って

 

ごめんね

言ってる

 

 

泣きながら

言ったって

 

もう

会えない…

 

 

もどってきて

もらえない

 

 

陰口

 

その

包囲

 

仲間はずれ…

 

あの子は

笑ってた

 

だいじょうぶさ!って

 

でも

 

遠くのアパートに

越した

 

 

保護猫にも

手こずって

行き詰まって

 

相談も受けたのに

 

わたし

あの頃

自分の生活が

ちぐはぐで多忙で

 

どっか

壊してるなあ…

壊れてくなあ…

って

 

行き止まりにいるみたいで

 

 

あのとき

 

おいでよ

友の

言葉に

 

ぜんぶ

ぶん投げて

 

ほっぽって

 

猫二匹と

いっしょに

 

ついてってしまえば…

 

 

悪夢

さめて

 

そんなこと

 

また

おもった

 

いまさら…

 

 

いまさら…

 

 

 

 

会えないよ…

二度と

 

あの子は

天国

 

わたし

地獄にゆくんだ…

 

 

 

天国

お浄土

 

ひとつ

 

地獄

きっと

 

ひとの数ぶん

あるんだなあ…

 

しあわせ

ひとの数ぶん

あるみたいに

 

 

 

パパ

 

友…

 

 

さみしいねえ

って

 

さみしかったねえ…

って

 

ごめんね

 

ごめんなさい

 

ごめんなさい

お祈りした

 

 

さみしくても

 

友に

なってもらえたこと

 

パパの

娘で

うまれたこと

 

ほんとうに

うれしかった

って

 

お仏壇に

お祈りしてた

 

 

鼻水

再開…

 

アレルゲン

てごわい…

 

 

 

生きてる

 

いま

 

 

ありがとう…

 

 

なんにも

なんにも

してあげられなくて

 

今日は

けもの

みたいに

 

食べて

 

ただ

食べて

 

祈って

 

泣いて…

 

ごめんなさい…

 

 

いま

ある

しあわせと

 

平和

祈る

 

 

ひと

だけ…

 

為してしまう

悪は

 

なにを

手に入れようと…?

 

排斥

 

戦争…

 

 

なかったことには

なにひとつ

として

 

そんなことには

できなくて…

 

なにを

ほしいんだろう…

 

 

平和

祈る…

 

 

さみしい

 

 

 

 

無事に

 

無事に…

 

 

いちにち

 

いちにち

ただ

無事に…

 

いま

 

無事にいて…

 

 

倒れないように

 

いま

無事

つながってくれますように…

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい