シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

かるくきよく

こころ

ゆれる

 

生きてる

ということ

 

逃げて

おこもりで

 

だから

では

ないなあ

 

ただ

一瞬

 

刹那

 

おちついた

こころ

あれば

 

それ

さえ

 

他力

おもわれる

 

わかる

 

 

捨てられない

やたらと工夫して

つかい切るわたし

お片付けしている

 

死のお片付け

 

ひとは

死なないひと

ひとりとして

いないんだから…

 

お片付けは

ぜんぶぜんたい

死のお片付けだなあ…

 

なのに

 

なんで?

捨てられないんだ

シーちゃん

って

 

 

雪になった

 

そうして

けっこう

真剣に降っている

 

なのに

なのに

お洗濯してあるのは

部屋干しされてるのは

 

浴衣?

夏用のストール?

 

狂ってるのか?

 

 

狂ってても

 

生きて

あたえられた今日

 

捨てられないもの

ながめた

 

ほんとう

おろか

わかる…

 

ぼろぼろ雑巾も

ぼろぼろコートも

ぼろぼろセーターも

どうして?

 

捨てられないのか

わかってる

 

自分のもの

ならば

一等高価な衣類から

どんどん捨ててしまった

 

しっかり

たっぷり

着て

生きて

ありがとうだよお…と

 

お祈りしては

 

すっきり

さっぱり

捨ててしまって

 

自分で縫った服

はぎれで縫ったような

つまらない洋服たちを

残した

 

そして

ママや

姉上さまの

お下がりの服

 

 

掛けっぱなしのまま

首や肩や袖口や裾や

どこかしら傷んでいた服のうち

 

なんとかなるかなあ?

とりあえず

苦心惨憺?

なんとかしてやろう

工夫して

洗っては

 

結果

捨て

 

数知れず…

 

でも

 

ごめんね

 

ものから

 

手をかけた

ものから

 

祈り

みたいになって

 

どこかへ

つながってくれてるような…

 

きよらかな

祈り

となって

 

こころ

かるく

 

きよく

なってくみたいに

おもわれてきた

 

 

仏教

お釈迦さまの

みおしえは

 

生きる

って

 

そう

おしえる

 

死ぬため

 

死んでくため

 

かるく

きよく

 

たとえ

一瞬

 

刹那

でも

 

そのようになるように

 

くりかえし

くりかえし

 

あきず

 

おしえてくださっている

 

 

 

ニュース

つぎ

みたら

 

第三次世界大戦

はじまってないとよいなあ…

 

よたよた

ふらふら

こないだようやくゆけた

お買い物のお野菜たちを

 

腐らないでくれてありがとう

って

漬けたり

洗って乾かしたり

始末してた

 

 

他力

慈悲

食う

 

いのち

 

姉上さまのおかげで

食べられている

 

ありがとう

 

そうして

農家さんたちや

漁師さんたちや

酪農家さんたちや

 

スーパーのひとたちや

物流業者さんたちや…

一切

他力

 

ありがとう…

 

腐らせて

捨てる

けっして

あってならない…

 

 

貪ってしまってる?

かもしれないけど…

 

ごめんなさいして

 

ぜんぶ

一所懸命

ありがとう

食べよう

って…

 

 

へんてこりんなご飯

わたしご飯

 

姉上さまが

おいしい!って

 

食べてくれたっけなあ

って…

 

もう

あのときの

おいしい!ご飯は

まったく

つくらなくなってしまったんだけど

 

太ったり…

 

ごめんなさい

って

 

ありがとう

って

 

食べられた

 

ありがとう

 

 

耳たぶ

すでに

しもやけ…

 

耳たぶ

がんばれ…

 

 

 

ただ

いま

しか

なくて

 

ごめんなさい

 

 

たとえ

狂ってても

 

明日は

なくても

 

ありがとう

 

ただ

ありがとうと

祈る夜

 

 

平和

祈る

 

 

ウクライナ

 

ロシアも

雪かなあ…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

自分

って

 

すべて

他力に

よっていて

 

それなのに

 

わたしありき

幸福とは言い難いこと

 

連鎖のようにして

 

つながって

 

つながってしまったこと

 

それら

すべて

わたしだ…

 

いま

しか

 

 

ごめんなさい

しか

ないのだ…

 

 

さんげしている

ずっと

 

ずっと

 

 

さんげして

 

さんげしてゆく

 

 

ひとり

 

ゆこう

 

 

 

食べられてて

眠れていて

 

倒れていないこと

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい