シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

すこやかなる愛着

かかわれば

孤独

 

自分への

言い知れぬ違和感

あるなあ

 

その孤独なおもい

 

抱くようになったのは…

 

いつ?

 

いつからだ…

 

お片付け

もの捨て仕度しながら

おもいかえしていた

 

同時に

 

子どもの頃の

奇行?

お人形の髪を

みんな

片っ端から

切って短髪にしてしまったこと

おもいかえされた

 

おばあちゃんが

 

…ちゃん…どうしたの…

おかしいよ

お人形さんが

かわいそうだよ……と

 

すこし離れて

おろおろ見て

おそれおののいてたことやら

 

昔むかしのわたしの

へんてこりん

おもいだされてきてた…

 

あれは

 

好き

ではない

それだけ

という…

 

おそろしく

わがままなきもちからだった

 

好き

好ましい

に対しては

しっかりと

すこやかな愛着をもっていた

おもう

 

なんか…

いらない?

 

贈り物のための贈り物?

って

 

子どもながら

気づいてしまってた

 

形としてあるなら

格好がつくだろう

というような

 

そういうお人形

だったとおもうんだけど…

 

でも

それでも

たいせつにできることが

愛情だろうともわかっていた

 

なんとか

自分の工夫で?

かわいくして

かわいがってあげたかった?

 

というか…

髪切るのは

好きだったなあ

散髪屋さんになりたかったなあ

 

 

もの捨て

って…

 

いろんなこと

おもいおこされてしまう

だから

疲れるんだろうなあ…

 

昨日のこと

もあって…

 

へろへろ

へとへと

 

ふらふらと…

それでも

喪服の大移動?を終えられた

 

けど…

傷んだり退色したものは処分したのに

 

まだ

こんなにいっぱい??

シーちゃん

って

 

すごくない?

って

 

また

独り言

 

 

腕が

痛くなった

 

 

言うな

 

聞くな

 

だからだめなんだよ

 

 

パパ

ママの

次々の病からの

姉上さま弟の言葉

 

こんなとき

きこえてくるようで

 

 

そっか…

 

おびえてたなあ

って

なんか

 

姉上さまや弟の

言葉や

 

表情に

 

それで

そこから

よみがえってきたのは…

 

子どもの頃の

ママの入院の

あの頃の

さみしさ

だったり…

 

あの

たよりなさや

 

それで

 

姉弟

三人で自然と

くっついてたこととか

 

なんか…

くっついていたら

こころも

あったかくなった

安心

とか…

 

おお…

今夜

ほんとうに

まずい

かも

って

 

脳ミソ

ぐちゃぐちゃ

かも

って

 

書いてて

おもったけど

わたし

やっぱり

姉上さま弟

大好きだから…

 

だから

つらくて

かなしくても

しようのないことなんだよ

って

 

自分に

言った

 

 

眠ったつもり

なのに

眠れていない

 

真夜中

ココアとコーヒー

カロリー飲料並みに?

きな粉とスキムミルクたっぷり投入して

たっぷり飲んでしまってた

真っ暗で…

 

ラジオも

聞けなくなって

 

 

今朝

めざめて

 

ありがとう

と言った

とたんに

 

疲れた…

って

なってた

 

 

ふりかえるなんて

しないひとなんだ

 

いま

 

いま

 

ありがとう

って

祈るわたしなのだ

 

いつから?

 

気づいた頃には

 

こういうわたしだ

って

 

 

アイデンティティ

自己同一性

もしも

問われるならば

 

いま

ありがたく

祈る人生

そうしか

 

それしか

ないなあ…

 

 

また

おもいだした

 

ああ

わたしがわたしでなくなってく?

まずい…

って

 

いつか

これは

まずい

って

 

そう

おもった瞬間があったなあ

って

 

あの時わたし

 

いつも

まったく感ずることない

ひとを

羨む?

 

このひとには

そういうきもちないだろうなあ…

などと

 

ぼおっと

 

青白い幽霊みたいな無表情で

いつもの頬の紅い血色も消え…

 

ぼおっと…

 

知らない

笑顔の女のひとの

横顔みてたんだなあ

 

 

ぞっとした

自分に

 

ひと

羨むなんて

 

そんな習性?

ないのに!

 

まずい…

まずい…

って

 

 

やっぱり

パパ

ママの

病からのおもいだ…

 

 

病得て

旅立ってゆく道のり

 

姉上さまに支えてもらって

 

そばにいさせてもらえて

ほんとうに

しあわせだった

 

ありがとう

泣けた

 

いま

やってるお片付け

誰のためでもなく

もしも

誰かのため

というならば

 

パパ

ママ

愛着あるこの古屋

わたしたち姉弟

うまれて

 

愛情と

いっぱいの笑いと!

しあわせと

育んでもらった

この

お家のためかなあ…

って

おもった

 

そうして…

 

わたしのため

 

よろこぼう!

って…

 

 

そういうわたしじゃないか

って

 

 

へんてこりんの

 

へとへとりんだ…

 

 

 

昨日の

道元さまの教え

つづきは…

 

得道

かなわぬとしたら

 

受けとる

仕度がととのっていないのだ

あったなあ…

 

ぐちゃぐちゃ

まみれていては

なにひとつさえ

すっきりと

 

あきらかに

受けとることなんて

 

かなうわけもないじゃないか…

 

喪服

まだまだ大量??

だけど

 

仕舞われてた収納は

空っぽ!

できた

 

 

離れよ

 

離れよ

 

 

お祈り

つなぐ

 

ひとつ

つなぐ…

 

 

ありがとう…

 

ごめんなさい…

 

 

 

まだ

冷えていて

 

倒れていないこと

祈る

夜です

 

眠れているように

 

食べて

やすめているように

 

祈っています

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい