まだ
本屋さんに
ゆけてたときのこと
なにやら
くるしそうなひと
焦ってるみたいな
仲間?
おこもりの
引きこもりの
そんな感じの
ひと
いた
きっと
もろもろ
できない
が
たくさん
たくさんに
なっているんだろうなあ…
という想像できてしまう
汗のにおいなのか
その風貌か身なりか
すぐに
そうとおもわれたひと
年齢不詳的な男のひと
だったんだけど
隣で
一所懸命
というか
一心不乱に
ものすごい気迫で
なにか探してるようだった
古本屋さんだったけれども…
なんだか
身につまされてしまった
できないことばっかりの
身
そんな
たとえ現実逃避の日々でも
ふらふら
知らず知らず
本屋さんにだけは来てしまう
という…
なにかしら
これは
というもの
ひとつでも
見つかったらよいなあ…
って
なにか
わからぬまま
そのひとの
探してるもの
おもっていた
死のお片付け
死なねばならぬ
いのち
なのに
よわっている
ごめんなさい
ばっかりが
やってきた
お仏壇のまえに
すわった
ここに
生まれ
住んでいるけれども
住んでていけないだろう
お家となってしまった古屋
住まわせてもらっている身
そこから
死のお片付け
はじめられた
機は
ネズミだけど…
そのおかげで
捨てるしかない判断
明らかにもしてもらえた
ひとつ
かるく
さえ
だめだあ…
シーちゃん
という
今日
今日でも
為せる
つなげてもらえることは?
パパママ
ご先祖さまたちに
天国の
友に
きくようにして
お祈りした
そしたら
倒れかけたりしながら
転げそうになりながら
ふらふらでも
ひとつ
と
その
おかげで
ここまで
生きてこられたのだなあ…
って
起きたこと
ぜんぶ
ごめんなさいだけど
いま
やっぱり
ただ
ありがとうなんだなあ
と
お祈りした
温風ヒーターのにおい
排気全般
もともと苦手だった
ますます苦手になってく
ふらふら
くらくら
つづいてるんだけど…
お茶でよいから水分とろう
と
とにかく一晩中
水分とってた
頭痛と吐き気
すこしずつ
やわらいでくれたので
あの古ストーブ空っぽしよう!
死んだら死んだとき
って
いつだって
どこだって
そのとき
は
そのとき
そのとき
いま
かも
古ストーブに古灯油が空っぽ
は
だれにも
らくちん
って
また
焚いた
どきどきして
すごいんだけど…
おそらく感染でもしないかぎり
頻脈にはならない持病と体質で
こんなときには?
ありがたい
そうして
ちょっと
こわい
一酸化炭素は無臭という
うっかり
そのとき
ありうるとおもってたら
また
いつだって
どこだって…
と
めぐった
くらくら
どきどき
仏間で焚いて
すわって
ご飯いただいた
ありがとう
ごめんなさい…
ただ
すわっていた
いつだって
どこだって…
明日は
無いかもだなあ
すべて
ぜんぶ
そういうことだなあ…
って
ありがとう
と
なっていた
ありがとう…
灯油
あと
もすこし…
本屋さんで遭遇したひと
ばかりでなく
演歌の歌詞に
うたわれてることとか
ホームレスと
呼ばれてしまうひとの
こころ
つらいおもい
つたわってくれるきもち
してきてる
おこもりの
引きこもり…
どこにも
ゆけない…
お寺お墓ゆけなくなって…
ことに
ママは
まるで
お坊様のように
注文がいっぱいあったなあ
信心深さのゆえなんだろう…
ラジオにきこえる演歌には
祭りが近いと汽笛は呼ぶが
とか
ホームレスと
呼ばれるひと
お寺お墓になんか
こんなになってて
こんな格好でゆけないよ…って
ひとじゃ無いんだよ
墓にも入れないんだから…って
ここからは
そういう時代ではなくなってくんだろう
かなしいけれども
お寺
お墓
無きひとびと
あたりまえとなってくんだろう
希望と
ひかりのように
おもうこと
ねがうこと
平和かなえられること
そして
この
世界中
不穏な
平和かなわぬ
いま
お寺さんが
どんなひとも
ゆけるところとなってくれて
むしろ
ゆけぬと
嘆いて絶望するひと
おのずと
たどりつくようなところとなって…
おしえ
諭しも
なくても
拒否も
自慢も
なくて
安易な共感も
指南も
なくて
なんでも
だれでも
臆することなく
ただ
お話できる場所
となってくれて…
そういう
お寺さん
ずうっと
ずうっと
まもられて
残ってくれたらなあ…
と
ねがう
いま
から
そのようなところ
見つけることは
かなわない…
なんにも
できない
よわさ
ごめんなさい…
詫びて
さんげして
お祈りしていた
ほんとうならば…
戦争は無くなれ
と
怒りのようにして
叫ぶこと
が
ほんとう
と
おもう…
でも
よわくって…
ひとつ
でも
つなげてもらうばかり
祈るばかり
ごめんなさい…
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
戦争無き
平和な世界
祈ります…
今夜が
しずかに
終わってくれて
明日へ
無事に
つながってくれるように…
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい