いくら烏並みにいるからって…
うつらうつら聞こえてくるラジオ
ときどき点と点の
仕舞われてた記憶
突然つなぐ
絶滅してしまったトキのことだ
このいまで無かったさいわい
おもった
あのとき
中国からトキをもらえてなかったら…
トキの肉は美味しいらしいけど
臭気があるらしい
烏並みに大量繁殖してたらしい
羽毛は
軍隊でも使われて…
乱獲と農薬と…
手を合わせた
日本のトキと
中国のトキと
元は同一で
御先祖さまがいっしょか…トキ
手を合わせて聞いていた
南無阿弥陀佛
こわくて身動きできなくて
ごめんなさいするのは
神仏に
御先祖さまに
パパママに
お浄土の友ら
もうこころに生きるひとに…そうして
やっぱり
おねえちゃん…
生きていてください…
みんな
ごめんなさい…って
ごめんなさいのおかげでも
生きてるいまだな
ごめん…
くるしい
頭がおかしいのは
とっくにそうなんだ
ごめんなさい…
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
暑くなる予報
でも
寒い…
手足が冷たい
鼻水と頭痛と
倒れそうなきもちして
そろそろとようやく起き上がる
立ちくらみがものすごい…こわい
ふとってもか
だよね…へんなものしか食べてない
そんなばかみたいなことにも
自分にも
ごめんなさいと手を合わせた
不気味な体調ずっとつづいて
そっくり返りそうなふらふら…耳鳴り
目も開けたくないのは…などと
また理由?わけ?
無い
そんなもの
無い
目も
くるしんでるんだよ…自分に言った
意味
生きる意味
生きていてよい意味
それ
わからない…なにかは
もはや
犯人探しみたい…シーちゃん…ってなった
こわい
こわくて
かなしいよ…って独り言した
生まれてこられた
生まれてきたことには
意味なんて無いんだよ…
自分に言った
生まれて
老いて
病んで
死ぬは
あたえられた道
南無阿弥陀佛
水飲むのにも念仏申せ
ご不浄にも念仏申すと
法然さまの言葉と
お念仏といるなあ…
たとえ
ひと殺めねばならぬときにも…と
法然さまが示したところの
くるしいおもい
深いおもいは
限りないなあ…
悪わたしの
にんげんの底の
もっとも底の
生きるは…
いつも
おもう…
わびる
わびて
生きる
生きることにも
ごめんなさいの
お念仏つなぎ
いつも
くるしみに生きて
生きてこられた
底
最低の
生きるは
ずっと
いまだもの…
さらなる底だって
未来なんだ
御恩返しならば
自らは
死なないこと…
ありがとうと
お祈りしていた
そうおもわれてくるほどには
お釈迦さまにも
お祖師さまがたにも
きっと御先祖さまにも
憐れんでいただくわたしだ…と
有り難い
手を合わせて
おかしな体調のまま
ごめんなさいと横に…
もうよわり過ぎて
それでも
どんな滅茶苦茶な食も
今日も食べられて
おまけに
ふとって
どれだけの悪か…わたしは
そうわかれば情け無いけど
有り難い
生きるは
生きるいまは
どんなにこわくても
有り難い
死んだ者たちと
生きるいまと
有り難い
朝もう
息が無かったんだって
そんな話をたくさん聞かされたなあ
だれもかれもそういう逸話満載で…
かなしかったな
もうそんなだれひとりとも会えない
こちらは寒くて雪片付けもあり
うっかり死んじゃうひと多い
そんな背景には飲酒喫煙も
塩分過多も諸々あるらしい
雪投げという積もった雪始末は
命懸けの作業で…
話のたびにこわくなったんだ
そんな命懸けの作業だから
役に立っていない奴は死ね…って
そうもなったりするんだろうけど
いま
このいまも
死ね…消えてくれないな
よわさって
愚かだな
こういうことだ
手を合わせた
まだ冬の着込んだ衣類や雪の装備
きちんと片付けられていなくて
ものの乱雑な様子見ただけで
恐怖を感じてしまうとわかった
そんな意味わからない恐怖が
恐怖に恐怖つなぐとわかった
ここは住んでならない…
それは
とっくにわかっていたんだから
死のお片付けと
必死になって
そのできた分の過程にも
それぞれの場面に恐怖の記憶
刻まれているらしいともわかった
もう近づくもこわいんだ
ごめんなさい
できない
って
なんにもできないって
こわいんだな
ごめんなさい…
住んでよいところで無くとも
ここに生きているきり
なんにもできずに
どこにもゆけなくて
にんげんみたいでも無くなっても
いま生きてるいまは
最上
愚か悪が
よわっても
生きるいま
最上の
さいわい
だれにも無用の者となっても
自らも死なず
いまあるのは
最上
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
南無阿弥陀佛
くるしい
くるしくて
祈る祈り
つなげさせてください
平和
祈らせてください
戦争が終わりますように
戦争が無くなりますように
世界が平和になりますように
世界が
平和になりますように
無事に…
生きていてください
ただ食べて
ただ生きるきり
ごめんなさい
転ばないように
倒れないように
無事に
いっぱい食べられて
お水もいっぱい飲んでください
火の元かならず気をつけてください
かならず
かならず
無事にいてください
痛くても
くるしくても
生きていてください
生きてるきり
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
ありがとう
ありがとう
ありがとう
おやすみなさい