シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

不二

姉上さまが

リフォームしてくれた

居間の床

冬には

 

まるで

氷のうえ歩くように

冷たくて

 

避難所の床

どんなにか

冷えるだろう

 

この

古屋の

床の冷たさ

ひと足

 

ひと足

踏みしめるごと

 

せめて

段ボールでも

新聞紙でもよいなあ

 

なにか

敷物がわりのもの

とどけられること

祈っていた

 

古屋は

構造上

あたたかくするには

限界がある

 

畳敷きであったものを

フローリングの

板敷きにしてもらって

 

なにしろ

抜けそうになっていたので…

 

その

フローリングのおかげ

姉上さまのおかげ

 

ママと

ふたり

 

しばらくを

ふたり

 

ここで

いさせてもらえたんだなあ…

 

ありがとう

祈っていた

 

 

ご近所さんの女性とも

あのスーパーの女性とも

もう

二度と

 

会うこと

ないかもしれないのだなあ…

 

めざめられた

ありがとう

あと

すぐ…

 

そう

おもった

 

 

かなうことならば…

 

ふたりとも

カルト?

邪な団体の

勧誘に

 

まけていませんように…

 

それは

ずっと

祈っているけれど

 

今日は

夢に

会えなくなった友

あらわれてくれて

 

生きてるとよいなあ…

あれきり

会えなくなったなあ

って

 

なにか

知らせてもらった気がして…

 

いちにち

お祈りした

 

 

何宗であれ

お家のお寺の

お念仏

ひとり

しずかに

こころにでも

おとなえしてみましょう

 

どちらにも

そう

伝えていた

 

おふたりの

お寺

禅宗

 

お寺

ゆかなくとも

お祈りしましょう

 

 

孤独や

不安や不満に

つけこむらしい

団体

その話

きいてたら

 

ママ

ご近所さんには

こころの支えに

なってぐれてた

知ったけれども

 

くりかえし話す

胸がつまるような

不満

その

あとに

 

感謝

感謝

 

かならず

そう

むすんで…

 

誰か

より

自分自身を

傷めているなあ…

 

いたたまれなくて

 

わたしがいること

ひきだしてしまうの?

 

 

離れるともなく

離れて

 

おしまいに

出会ったときには

 

いちばんに

その団体のひとの名をあげて

 

それからわたしを付け加えて

 

まいにち

お祈りしてる

感謝

 

そう

言ってた…

 

彼女も

ご家族も

 

スーパーの女性も

 

無事

祈った

 

無力

とは

 

こういうことか…

 

 

 

称ふれば

佛も吾も

なかりけり

南無阿弥陀佛の

声ばかりして

 

称ふれば

佛も吾も

なかりけり

南無阿弥陀

南無阿弥陀

 

 

他力

自力

 

浄門

禅門

 

不二

 

一遍上人

禅門の大徳法燈国師

 

念起即覚

意を

問われて

 

その

答え

和歌

 

 

さいしょの

歌を

評し

 

未徹在

 

 

すぐに

つぎの

詠まれた

一遍上人

 

国師

禅の印可

贈呈した

という

 

 

佛の

みおしえ

 

その

ありがたい

逸話

 

とても

とても

うれしい

 

 

道元さまの

きょうだい

お兄さまが

 

證空さま

という

 

その

よろこび

 

そして

 

不二

 

へだたり

いっさい

無い

 

 

その

 

 

祈り

つなぐ

 

ありがとう

 

つたえよう

 

祈る

 

 

 

 

冷え込んでいて

 

無事に

 

祈る

 

 

もう

会うことない

かもしれない

友の

 

交通事故の猫

いっしょに

引き取りに

ゆくところ

で…

 

生きていてくれるように…

って

 

ごめんね…

って

 

祈った

ずっと

祈ってるよ…

って

 

 

 

いちにちの

終わりに

 

どうか

無事に

 

祈る夜

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

みれるほどに

眠れていますように…

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい