ゆびぬき
きっと
捨ててしまった
ナメクジ攻撃に遭って
あっちにもこっちにもでて
あわわ…となって
その
どさくさで
クエン酸水を噴霧して成敗？？して
ごめんなさい！
ごめんなさい！
と…
倒れそうになりながらだったから…
縫い物の途中ならば
ゆびぬきしてたはず…
クエン酸水噴霧なら
ゆびぬき外したはず…
うん…
捨ててるな
きっと
たぶん
あたふた作業のおしまいの
最終処理の新聞紙に包まれて
かわいそうなゆびぬき
わたしに捨てられて
ばかばか…わたしのばかめ
ごめんよ
ゆびぬき
ごめん
ママ
ゆびぬき
ママが使ってたものだ…
隠しておいたゆびぬき使って
雑巾は縫えた
というか布巾
いま使ってる
台所の布巾は
ママが施設で使ってたタオルで
小花模様でお気に入りだったから
ぼろぼろになっても
捨てられなくて
台所の流し台の水分拭くのに
布巾に縫って
毎日毎日
使ってて
ほんとうにぼろぼろになった…
きれいに洗って
干しておいた
秋が
突然やってきた
水が
午後から急に冷たくなった
さみしくなったよ
シーちゃん
こころの波
どきどき
たのしい
わくわくのどきどき
じゃない
いつもの
たよりないどきどき…
秋と
深まる
猫は
待つのが上手
逃げるのも…
あの
いつかの
わたしに捕まってくれなかった
ごま塩みたい模様の雌猫のこと
忘れられなくて…🙄
あのあたりにゆくと
どきどきして
はらはらして
泣きたくなる…
どこかで待ってる？
どこかで
生きてて…
今日の夜ご飯
豆をたくさん食べた
豆食う人
なんだけど一年中
秋には豆
とくべつ
たくさん食べたくなるのだった…
台所で食べた
めずらしい！
けど…
じくじくと涙がわいて
それでも
もくもく
豆は食べつづけた
あなたがいてよかった！
って言葉
ママが死んで
みんな集まって
わたしが弟の喪服のズボンの
裾上げしてたら
姉上さまが言ったのだ
この季節だったから…
あれは
どういう意味？
ってなるのだ
今ごろは…
ほめられたくなかったんだなあ
わたし
きっと
ほめてないとしたら
何かを
できた
と
そこで
あの言葉を
言われたくなかったのかなあ…
評価が
苦手だ
苦手すぎる
できないことしかなかったら？
いまみたいに…
ご飯が出てこない
あなたがいるのに！
ってのもあったな…
と
ささくれた…😑
それで
ああ
秋だ…
って
おもった
サイテー…わたし
動物が好き
猫が好き
役にたたなくなったら
いらなくなったら
汚くなったら
瀕死になったら…
一度
わたしの猫
ママに看取ってもらった
ママが
その子の最期
看てくれた
おしえてくれた
夢に向かって引っ越しした時
鉛筆一本残さず荷物を持って
猫二匹のゲージ
トラックに入らなくて
次の日
パパとママが
猫二匹を車で運んでくれた
学校の入学式にも出てくれた
うれしかった
夢は
かなえられず
あれ？
ホントに
夢だった？？
とか
向いていなくて
実は
好きになれない職業
と
わかったんだけど
ママ
ずいぶん長いあいだ
そのこと
悩んで
苦しんでいた…
ごめんね
って
まだ
おもう
だけど
連れて来てもらった猫たちは
最期を
しっかり！
看取ってやれた
ありがとう
ありがとう…
どこも
ここも…
どこにも居場所
ないみたいな…
秋
ここを
こえよう
生きていよう
生きてゆこう
わたしのできること
しよう
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
すぐ近くで
救急車…
肺が
傷まないように
しっかり
呼吸意識して
一生懸命
食べて
一生懸命
生きよう🙂
倒れないで！
かならず
かならず
無事にいて
ありがとう
また
明日
おやすみなさい
