シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

あたたかい手

早朝

雪片付けして出会う

かわいらしい年かさの女性

おばあちゃん…?

 

って

わたしも女性

なので…

 

いつか

おばあちゃんになる

見習い中の身なので…

 

その呼び方は

できたら

したくないんだけど…

かわいいおばあちゃん

あえて

言いたいような

 

小学生の女の子?

みたいな

服装と姿

ヘアスタイルで

 

色が真っ白で

ほんとうに!

かわいらしいので

 

ほんとは

面と向かって

おばあちゃん

って

呼んでみたい

でも

 

ご近所さんには

おばちゃん!って呼ばれてたな?

とか

よぎり

 

なんとも

呼べずにいるのだった

 

そして

彼女の

頭の中で

ここは

パパママ

姉上さまのお家なので

 

わたしという存在は

謎で

 

何やら

混沌と?

 

おそらく

服装やマスク

場面によって

その時その時

撹乱されてるらしく…

 

いつかは

わたし

 

お母さん!

って

そう呼ばれたのだった…

 

その彼女は

パパママを

親とおもってた…

ということなのだから

 

それで

わたし

お母さん?

 

おばあちゃんが

子ども??

 

 

その女性と

パパママとは

親子ほどは

年が離れておらず

 

それでも

パパママのこと

親のように慕ってくれたらしい

 

亡くなった

と知って

 

 やさしい人たちで

 会えば

 かならず

 やさしい言葉かけてもらった

 まるで親みたいにおもった

 ほんとうに

 ありがたかった…

 

言って

 

しばらく

絶句していた

 

やさしい人だ

 

 

こないだは

よそで偶然

会って

 

なかなか

おもいだしてもらえなくて

ちょっと変な会話してたら

急に

 

ああ!なつかしい!!

とか?

 

なんでもよいよ

元気でいてくれたらよいよ

って

 

おばあちゃんの大好きな

カラオケや演歌やお酒の話

きいてたら

やっぱり

パパママの話になって

 

手!

握ってくれて…

 

おお!

って

 

わたしも

握った

 

しっかりと

 

 

社会的には弱者

なるのだろう女性

 

わたしも

姉上さまの庇護のもと

弱者といえるだろうし

隠れるようにして

ひっそりと

生きていて

 

やはり

元気な姿

見ると

うれしい

 

 

彼女には

親代わりの

家族同様の女性がいて

その人のところに通い

お世話になっているらしい

 

血縁でなくとも

あたたかな

ご縁にめぐまれ

まもられている…

 

お肌は

真っ白で

 

日本酒が好きで

アルコール強い!

って

自慢していた…

まったく

あかくならない!!

って

 

お酒の神さま

にも

まもられてる…

 

 

美空ひばり

うたえる!

って

 

すごい!!

 

とか

しばし

おしゃべりして

 

 

転ばないように!

気をつけて!!

 

あなたも!!

おやすみー!

 

って

帰って

 

ふと…

 

あれ?

わたしって

なんか

女性に

握ってもらうなあ…?

おもった

 

この

片付けやら

木工やら

しもやけ!

やら

ごつごつ

くしゃくしゃの手

 

うわ!

冷たい!!

って

握ってもらって

 

あっためてもらったりするな?

気づく…

 

 

ママにも

いつも

手が冷たい!って

握ってもらってたなあ…

 

小さな頃は

手を繋ぐこと

なかったのに…

弟が

多動の子どもで

 

ママは

弟がいなくならないように

いつもいつでも…

確保?してたなあ…

 

 

ママの手

あたたかい手だった

 

あの

かわいいおばあちゃんの手も

あったかかった

 

この冬は

寒くて

寒くて

 

まだ

手に

いくつも

しもやけがある

 

やっと

すこし

手があたたかくなって…

 

あたたかい手に

なれたらよいなあ

シーちゃん

 

 

菩薩のように…

 

ママのように…

 

 

かわいいおばあちゃん

いつまでも

お元気ならよいなあ…

おばあちゃんが

お世話になってる女性の方は

ものすごいお年だから!

百寿を越えて越えて…

越えてくれて…

 

ふたり

いつまでも

いつまでも

いっしょで

 

おいしく

たのしく

お酒

飲めるとよいなあ…

おもった

 

 

おいしい

たのしい

よいなあ…

って

おもった

 

こころ

自由に

いつまでも

どこまでも

 

ああ!

そうか!!

 

って

 

そう

気づくこと

できたらよいなあ

 

ありがとう

おもった

 

 

世の中が

ゆたかに

たのしみに

あふれ

 

平和に

みちてゆくように…

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

どこにも

ゆけない

わたし

だけど…

 

みれたらよいなあ…

 

こころは

いつでも

どこまでも

自由で

 

かならず

たのしみ

隠れてる

 

気づけるように…

 

 

今夜も

無事に

なにか

ちいさな

たのしみと

 

ゆっくり

ゆっくり

終わってくれて

 

明日

しっかり

目覚めて…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい