シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

医者であっても

情緒ゆたかなるひとは

やがて

専門を

こえて

 

あるいは

職業を

こえて

 

なにやら

お坊さま

牧師神父さま

のような

 

不思議な

空気をまとっていること

あって…

 

本棚を

確認してみたら…

 

やっぱり

まだ残してあった

ふたたび頁を繰った

けど…

 

残してあった理由というか

そのとき

わたしの

こころに届いた

肝心なところ

ではなくて…

 

遺伝子

についての記述

読みかえしてた…

 

かなり前の本だけど

 

こないだ読んだ精神科医の本と

脳科学者の本と

おおよそ同じ…

 

恐怖心

のこと

 

 

遺伝するらしいんだ…

シーちゃん

 

 

ママは

猛烈

怖がり…

 

 

肝心なところ

というのは

認知症

 

この

どこぞの大学病院の名誉教授の説は…

 

たいへん

情緒的

 

大まかには

 

苦しみを

捨てて

生きる

生き抜く

そのために

 

忘れる

と…

 

 

ここに

 

この本

捨てられない…ってなった

理由があったんだけど

 

たしか

この先生は

それにつづけて

 

この国が老人が記憶を捨てなくても

平和に安心して

長く生きて行ける国になることを願う

 

というように

しめくくってた?かな??

 

確認するきもち

失せていた

わかった

 

 

その後

認知症と脳について

複数の書物を読んで

最新の報告も受けて…

でも

 

ちょっぴり

かなり?

せつなく

さみしい

この先生の説を

ママに採用して

 

平和に

安心した

のは

 

わたしだ…

おもった

 

 

総じて

 

平らかな

穏やかな

認知症患者であった

おもわれる

ママ

 

進行の経過で

感情の

波はあったけれども

 

 

最後は

ほんとうに

 

平和

 

安心

 

そこへ

いたってくれてた…

 

 

ありがとう…

 

 

生理学専門

という

この先生は

 

ぽっちゃりさん

だったから

 

天国??

 

調べない…

 

 

忘却

とは

忘れ去ること

って

 

名言?

 

じゃない

 

きっと…

 

 

捨てるべきを

捨てて

 

たいせつなもの

こころ

自分で

まもったかなあ?

 

ありがとう

ママ

 

 

 

平和

安心

祈った

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

争うとは…

 

戦う

とは

 

むごい…

 

 

おだやかに

今日が終わって

 

一瞬の

平和でも

安心でも

 

いま

ここに

あること

 

生きてること

 

ありがたく

ありがたく

祈る

 

 

ゆっくり

ゆっくり

休めているように

 

倒れてないように…

 

 

かならず

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

また

明日

 

 

おやすみなさい