ただ
さみしい
そう
おもった
さみしい
ちがうなあ
ってなった
言葉
ない…
シーちゃん
って
耳
まだ
きえこえてる?
って
シーちゃんに聞こうと
いつもの
ひとりごと
言おうとしたんだけど
泣けた
いや…
じわじわしてきた
耳
また
聞こえなくなってる
聞こえなくなってく…
寒さ
病?
わからないけど
また聴力を低下させた
冬
泣きそうになって
寒い格好のまんま
神仏のお仕度した…
春の
寒い雨
仏間
冷えてるけど
座布団でなく
つめたい畳に
すわって
ごめんなさい
つたえてた
畳
あたたかい…
床は
まるで
氷だけど
でも
まだ
壊れていない
ありがたいありがたい床
でも…
ここ
住んでいていけないんだなあ…
きれいにしてあげなくては
捨てて捨ててゆかなくては
どこへ?
どこにゆけるだろう?
病
あたえられて
わかっていて
病院ゆけない
身動きとれない
ぼろぼろのわたし
ゆけるところは…
うろうろもできず
ただ
寒い
ただ
ずっと
立っていた
夜
こえられて
今日
生きて
あたえられた
いちにちなのに
ごめんなさい…
台所に
立ち尽くした
なにかは食べて生きていなくては
と
いつもの
節約煮豆の仕込みした
いのちの大豆だ
ありがたいありがたい大豆だ
お肉お魚ごちそう食べなくても
豆も野菜も
お腹いっぱい食べたら
いけない…
お砂糖もお菓子も
食べなくても
レーズン
りんご
いっぱい食べたらいけない
むさぼりなんだ
ごめんなさい…
台所の神さまに
手をあわせる
いちにち何度も
何度も
ありがとうする
ごめんなさいする…
立ったまま
五観の偈
おとなえして
立ったまま食べている
ネズミ出てから
こんなわたしだ…
ごめんなさい
お買い物にもゆけなくなれば…
よぎった…
よぎっても
食べてしまっていたり
むさぼり
してならない
いや…
そうは
ならぬものとなって
生まれているんだよ
自分に
言った
死のお片付け
ここまで
まったく
奇跡?
って
いったい
なんのちからに
かなえてもらえたかなあ…
ありがとうと
手をあわせていた
他力
すべて
他力だ
おねえちゃん
ありがとう
ごめんなさい…
できないことばかり
あたりまえのご飯は?
と
ふりかえってた…
おねえちゃんとふたりのご飯だ
おねえちゃんのためと
つくってたご飯
あれが
最後だ
って
そこから
どんどん
なんともいえない
へんてこりんご飯だ…って
おいしい
も
ごちそう
も
いけない?
むさぼり
また今日も
くるんだろうなあ…って
かなしいのに
わかっているのに
なにをどのくらい?なら?
わからない
なにもかも
飢えぬほど
なのに
偏りに
むさぼりに
のまれてしまう
どこまでも
わからない
悪のわたしなんだ
ごめんなさい
畳にすわった
飢えぬほど
みおしえ
たとえ
知るを
かなえられているとしても
わかること
けっして
無いわたし
ごめんなさい
つなげてしまう悪
つなげてしまった
悪
ごめんなさい
寒い仏間に
正法眼蔵随聞記を
読めないまでも
ひらいていた
平和
祈らせてください
戦争が終わりますように
世界が平和になりますように
よりわけぬ
すべてすくうと
ひたすらの
ひとすじのみち
南無阿弥陀佛
病にあっても
なにひとつの
仕度もできずとも
たとえ
もはや
いかほどの
いのちもない
としても…
こころ
おこしたならば
佛に
したがうべし
仏の道へと
入るべし
と
ほとけさまの
みおしえ示す
道元さまの
文に
佛
仏の道
と
おもって
ねがっていたんだなあ
ひらかれたところ
かなしく
読んだ
いま
この
時代に
どこに
どこにも
このように
ひらかれたところ
無いんだなあ
と
知らされた
病
あってならず
支えや
潤沢な資金や
なくてはならず
ましてや
尼僧堂は…
そう
知った
知らされたとき
わたし
わたしの
祈るところ
つくったんだなあ
あの子も
天国の友も
祈ってくれたなあ
やがて
こころ
祈りと
あって
それなのに
よわってしまった
のまれてしまう…
ごめんなさい…
ひと
ただ
よりわけられている
ただ
よりわけられてゆく
ひと
ただ
ひとなのに
よりわけられてゆく…
悪
われ
われひとり悪
かみしめた
かみしめている
夜
無事
祈ります
夜
こえて
こえてゆけるように
無事に
明日へ
つなげていただくように…
祈っています
かならず
かならず
無事にいてください
ありがとう
また
明日
おやすみなさい