シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

繕って

ぼろぼろでも

繕って着てて

 

へっちゃらになった…

 

ほしいもの

無い

 

正確に言い換えるならば

 

ほしくないんだけど

買いたくないけれど

必要

とおもわれるものは

きっとたくさんある

 

繕ってみたり

なにかしら手作りしてみたり

 

なんとかならなくても

どうにか間に合わせる

 

昨日いちにち

命懸けになってた…

 

暑いお部屋にずっといて作業して

きもちたかぶって

 

また眠れなかった

 

こんなことしてる場合じゃない…

という

どうにもしようない自分の

自分への

恐怖

きた

 

頭で

わかっていて

身動きとれない

いま

 

ただ

こわくて

うごけなくなるいまなんだ…

 

なにもかもかなしくて

自分

かなしくて

お家

かなしくて…

 

かなしみ

いっぱいになれば

こわい

ただ

こわくなってく

 

もう

どうにもしようのないわたしがする

お片付け

 

死のお片付け

 

いらないものならば…わたしだ

おもわれて

泣けてくる

 

 

とにかく

昨日

無事に終えられた

とにかく

今日は生きてる…

 

ありがとうと

起き上がれた

 

 

もの

捨てて捨ててきて

買いたくない

にもなった

買ってはいけない?にもなった

 

見るのも

探すのも

やめた

 

ひきこもりになってしまった

お家にいても

こわくなった

 

 

病院へゆく…?

 

そこまでの

あたりまえのひとのように…が

 

果てしない

 

すべてこなせてたわたしは?

 

いったいどこのだれなの…ってなる

 

ひきこもりだなあ

ほんものの…シーちゃん

って

ぼうっとして

ふらふら起きた

 

全身

筋肉痛おきた

頭痛と耳鳴り

胸焼けも痛み

そのまんまだった

 

また

ふらふらでも

めざめられて

起きられた

 

すぐに昨日かなえられたものたち

始末した

 

お家中を

見渡せば

 

もうぜんぶ捨ててかまわないものなのになあ…

って

 

また

気が遠くなりかけた

 

古着物

ママの母親である田舎のおばあちゃんや

ママのおねえさん

つまりおばさんや

そのおばさんの裁縫の先生や

ママや

 

みんな知ってるひと

おしえてもらったり

近しいひとの手で

大切に縫われた着物たち

 

わたしが以前にママからもらってた古着物は

引っ越しのときに

手放してしまった

ママには

言えなかった…

 

薔薇の織柄や小花の染めや

ここにあるものたちよりも

ずっと素敵なもの

えらんでくれてたんだ

わかった

 

 

古着物

リメイクしている時間

人生の残り時間

もう

そんなには

ないだろうに…と

 

しばらく

古着物を手に取って

ただ見ていた

 

まだ

捨てられない

 

きっと

希望や

夢?

 

生きていたい…っていう

 

生きてゆけるような

そんなこころもちになるのだ…

 

 

何枚かはリメイクした

かわいく仕上がった

 

大きくぜんぶほどかず

身頃の本縫いをなるべくそのままに

縫ったひとのおもいも

あたたかさも

のこってくれるようにして縫った

 

ママの若き日の古着物

見てるだけで

しあわせになれるんだ…

 

 

哲学者の

学者先生の

人生の成功者

ともいえるひとらの言葉たち

そういえば

わたしも引用してたなあ…

あれら

 

もう

消えてるなあ…って

 

ぼんやり

おもう

 

 

時間

いのち?

とか…

 

 

いや

 

いま

これ

いのちだ

 

わたしの

いのち

 

いま

 

この

しましか無くて

 

一寸さきも

見えなくて

おもえなくても

 

身動きとれなくても

 

ただ

いま

しか無くても

 

これ

わたしのいのち

 

いま

 

生きるということ

生きているいまだ

 

わたしのいのちの

すべてなんだ

 

かなしくて

こわくても

 

あたえられたいのち

 

断たず

みずからは

そうするつもりも

無く

それでも

身動きとれない

いまが

 

たとえ

ただ

死に

つなげられているのでも

 

今日

あたえられ

 

いま

 

これは

わたしの生きるで

 

わたしのいのちだ

 

ごめんなさい

ばかり

 

ごめんなさい…

 

 

今日

危険なほどふらふらな今日

ごめんなさいと

繕い物した

 

お掃除した

 

神仏のこと

 

そして

お祈りする

 

お念仏と

ずっとある

 

ありがとう

 

 

ママのかわいいも

ずいぶんたくさん捨ててしまった

一枚二枚を

繕って

お直しした

 

 

よく

お片付け

つなげられてきたなあ

無事に

 

ここまで

つなげられてきたなあ…

 

ありがとう

でも

眠くて

 

痛くて

 

ごめんなさいとなって

 

かなしくなって

お念仏といた

 

お祈りした

 

 

お片付け

はじめ

ならば

血の気ひいた

 

できる?わたしひとりで…って

 

ものすごいものの量

見ただけで無理かも?

打ちのめされた…

 

ママとわたしを助けてくれてた介護看護のひとたち

お家のもの見て

この部屋だけで

百万以上かかる!と言ってたんだけど…

 

ここはいちばんもの少ないお部屋だよ…って

言えなかった…

おかしな業者多いとも聞くっておしえられた

 

だから自分でがんばれ!!って

お母さんといっしょにがんばれ

って…

 

ママ寝たきりで

 

だからここでいまから始末するといいよって

 

とてもできなかった…

ずっとママといた

お歌うたったり

ずっとひとりでしゃべってたり

ママが眠ればいっしょに

一瞬うとうとしていたり…

 

あの日々さえ

果てしなく遠い

 

あの元気いっぱいのわたしは…?

となるんだけど

生きている

まだ

 

 

ひと

ひとりで

動かせないもの

心配してた通り朽ちて危険になったり

虫が発生して劣化してたりしてしまい

 

ネズミがきた連鎖なんだから

ここのお家にはわたししか

住んでいないんだから…って

 

死にもの狂い?

 

一所懸命

命懸けで

つなげて

つなげられてきた

 

 

ありんこみたいなわたし

ちまちまのわたし

ひとつ

でも

わたしのありんこ方式

 

気が狂いそうになったり…?

もう

狂ってる…?

 

 

わたしのものたち?

ママおねえちゃんのお下がりだけど

どうしてか手をかけられなくなってしまって

 

ひとりで動かせないもの

だけでも…と

おもってるうち体力気力

消え失せてしまったけど

それだけは終えられたんだ

 

あとは

断念かなあ

かなえられたら

またありんこ方式で

ちまちまの始末して

 

ひと

のように…

 

あたりまえのひとみたいに…

 

 

 

恐怖の

 

恐怖の

 

きた

 

 

今日

いま

生きてる…

ありがとうだ…

 

ごめんなさいしよう

 

 

よく

生きられなくなって

ごめんなさい

 

祈る

 

ただ

ごめんなさいと

 

祈っていた

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 ともしびよ 

 風ひと吹きに燃えて消ゆ

 せつな瞬け

 南無阿弥陀

 

 

無事を

平和を

 

幸福を

祈る夜です

 

 

無事に終わって

無事に

平和にこえられて

 

明日

かならず

つなげていただけるように

 

祈っています

 

 

倒れていませんように…

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい