シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

一挙手一投足ともに

世界

争いにまみれた世界

世界

どんなちっぽけでも

 

争いは

向こうからやって来たり…

 

一挙手一投足

言葉すべて

世界が注視してるよ…って

 

世界をも背負う

まつりごと

担うひとら

祈る

 

 

お米を炊こう…ママ…おばあちゃんたち

友も

 

女子よりだれより

やさしかった友も

 

おもって

でも…寒い…お布団から出られないよお…

 

シーちゃんもみんな呼んで

 

ずんずん…

こわくて

はらはら

かなしくなって

呼んで

 

呼んでるうち

友の

一等

さいしょ

お浄土へ行っちゃった友

おっきな男の子

おっかない?

強面の

ほんとうは

女の子より繊細な男の子

やさしいやさしい泣き虫の子

 

さいしょの

絶望?

 

ずうっとおもう

ずうっとごめん…って

 

答えなんか

あるはずない

 

因縁

それ

すべて

生老病死

これから…の

希望しか無かった

あのとき

 

育ててゆけなかった?いや…

育てている

 

育ててきた…育てていた

いま

育っているよ

 

育ててゆく…

 

消えない

 

消えるな…

って

ごめんなさい…って

 

 

泣けてきた

 

ばか!

って

声にして言った

 

眠たいのに運転なんてして…

ばか!!

 

言ったことない

 

かわいそうで

 

あわれで

 

だれのせいでも無いんだもの

 

生きてない?

いや

生きている

わたしと

 

いま

 

ばか

 

消えないでいてくれて

ありがとう

 

お米…お米…

お米炊き

たったひとつも…ひとつ

つなげてもらおう

ふらふら起きた

 

神仏のお仕度からだよママ

ありがとう

ごめんなさい

 

 

消えてくところのお米

神仏のお供えで

お下がりの

わたしのいのち

 

お米は

いのち

 

みんなの

わたしの

いのち

つなげ

消えないでいてもらえるように

 

つなげていただくいのち

 

八十八

米ってなった

たいへんな米作

 

大臣は?知らないの?

みんな

大臣になるまえからの

なにもかにも不自由の無い

お大尽さまなのかな…パパママ

 

 

同行二人って

弘法大師さまとふたりって意味

だけじゃないなあ

 

ひと

いにしえから

ずうっと

死んだものたちを

我がうちに生きてもらって

ともに生きてきた

 

育てて

我が身

育てていただくっていう

そうして生きてきてくれて

 

いま

なにもかもみんな

おっかなくなってしまったわたし

動けなくなったわたし

ばかだ…

ばかにも

 

ばかのなかにも

生きててくれて

育ってくれてるひとある…ずっと

いてくれてるのに

 

消すな…自分から

 

ばか

って

自分に

言った

 

 

祈らせてください

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 眠りても君やまします

 弥陀ともに真とひとつ

 南無阿弥陀

 

 ねむりてもきみやまします

 みだともにまこととひとつ

 なむあみだぶつ

 

 

眠ってるように生きてきて

ごめんなさい…あなたはいらっしゃるのに

あみださまといっしょにわたしのいのちとなって

まことといっしょになって生きて育ってくれるんだなあ

ひとつを一念をつなげよう

 

なむあみだぶつ

 

 

一挙手一投足ともに

いっしょに

生きてくれてるよ…

たとえ

ばか!

って

泣いたって

 

いっしょに

泣いてくれてる

笑って

生きてくれてるよ…

 

ありがとう

 

ありがとう

 

ごめんなさい…ごめんなさい…

 

おっかないまんまだけども…

お米を炊いた

小豆粥餡子を仕込み上がって

お供えして

お下がり

いただく

 

あの子は?

だいすきな餡子

でも

 

一等の

さいしょの

かなしみの

あなたはすき?知らない…

知らない知らないことばっかり

いっぱい

なのに

 

なんでも

なんでも

知っててくれるんだ

 

ありがとう

 

ごめんなさい

 

 

おねえちゃん

ありがとう

生きているよ…ただ生きてるきり

 

ごめんなさい

 

 

ありがとう

伝えられなくなったよ…ごめんなさい

 

生きています

 

ありがとう

 

 

生きてる

って

それきりの

ここ

 

生きています…生きていて…

 

ただ生きてて

ごめんなさい

 

 

気をつけて

一挙手一投足かならず

気をつけて

 

無事にいて…倒れないように

 

転ばないように

ゆっくり

ひとつ

 

ひとつ…

 

祈ります

 

祈らせてください

 

風も

しずかに…熊たちも

おだやかに

眠ってください…

 

平和

すこしも

近づくように

 

祈らせてください

 

 

無事に

かならず無事にこえられて

 

夜こえて

明日

かならず

 

かならず無事に

つなげられるように

あたえていただくように

 

祈らせてください

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい