シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

あたたかい手

ひとつ

うれしいこと!

起きていた

 

何気なく思いつき

 

物置部屋と化してしまっている

パパの部屋の引戸

 

ずっと開けっ放しにして

カーテンしてある戸を

 

そっと

 

閉めてみた…

そろそろと

 

閉まった!!☺️

 

 

長年

この戸が開けにくくて

毎日何度も閉めるのに

ひと苦労してて

とうとう開けっ放しになった

 

 

この戸

生前パパが

万が一開かなくなり

とっさの時に脱出不可能となったら…

 

そんな緊張とともに

生活していて…

 

極寒の真冬にも

ほんの少し開けて眠る

という苦労をしていたのだ…

 

それが

するする楽に

かんたんに!

開け閉めできる!!

 

パパ…

 

生きてたら

どんなにか

よろこんだろうなあ…😿

 

 

物置部屋って言わず

がんばって片付けてあげなくちゃ…

 

それに

ここを閉めておけたら

今年の冬は

 

台所や廊下も

少し

あたたかく過ごせるかも…

 

 

パパの部屋の上に

姉上さまの部屋があって

つねづね

地震きたらお姉ちゃんの部屋落ちてくるんだ!」

って

パパが言うの聞いて

 

(…根性無しめ…😒んなわけないし…)

とか

 

取り合わず

無視しつづけてたけれど…

 

ごめんなさい🙇

 

うん

落ちたね

たぶん…

 

 

姉上さまの部屋片付け

すでに3ヵ月ほどやっている

 

重たいものや壊れたものを

何度かに分けて捨てている

それなのに

 

隣の衣装部屋に移動させたものは

まだ始末がついていないし

他の部屋も同時進行で

 

成果として

重量として?

 

片付け進んでる

っていう

実感

 

まったくなかったのだった…

 

かるくなった

かるくなってたよ

シーちゃん☺️

びっくりだ…

 

 

アリンコか?🐜

ってくらい

 

体幹より大きなもの

よたよた

 

ちまちま

運んだもんね…

階段転げそうになりながら

背中

傷めるくらい

 

そうか…

 

かるくなったんだ

って

 

パパとママ

手をつないでる写真に報告した

つながせたんだけどね

照れてるのを

無理やり!

 

そしたら

日付

今日だった!!

10年前の

 

今日…

東日本大震災の年の

今日だった

 

 

あの日

ふたりに手をつないでもらって

 

その夕方

ママは

パパがいないところでわたしに

 

これからの

パパとママの行く末の

段取り?みたいなこと伝えて

 

まずはパパを看てほしい

それから

自分は駄目になったら

施設に入るから

 

あとはお願いします

と言って

 

号泣した…

 

わたしが見た

ママの

二度目の号泣…

 

 

パパの病に

うすうす気づき

自分の異変にも

覚悟していたんだろうなあ…

 

 

その頃ママは

言葉が出てこなくなっては

突然

黙って

 

右手を

とんとん

とんとん

と動かすという

不思議な症状が出ていた…

 

何かが起きている

とは

わかるけれど

 

それが何なのか

わからなくて…

 

とても

かなしくなって

わたしも

いっしょに

泣いてしまった…

 

 

ママは認知症と診断されても

行動症状と言われる

暴力や暴言はなく

やさしくて

 

おだやかな

いつものママのまんま

 

少女みたいな

ママで

そのままで

 

天国へ行った…

 

 

あたたかい手だった

ふっくらした手

まっしろい手…😿

 

 

   誰よりも

   あたたかき手と

   握りて

   母と横断歩道渡りゆく

 

 

今日の短歌です…ありがとう

 

二十歳のわたしの手を

熱い手!

と言っては

強く握って

 

横断歩道を渡ってくれたママ

内科に入退院くりかえしてて

ひわひわの

ガリガリだったわたしの手を

 

いつも

歩く時に握ってくれた…

 

 

手を

つないでみたいなあ

ママと

また…

 

パパとつないでるね

今日だったんだね…

 

今日は

わたしにも

特別な日…

 

ありがとう

 

 

アリンコのちからも

捨てたもんじゃないかも…☺️

 

ちょっぴり

うれしくて

 

切ない

 

 

しずかに

あたたかく

ゆっくり休めていますように☺️

 

今夜も

無事に…

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

おやすみなさい