シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

みる

なげき

かなしむことなく

 

こらえよ

 

父母の死であれ

愛するものの

喪失でも

 

ただ

みて

 

こらえよと

 

お釈迦さまの言葉

 

道元さまも

お祖師さまがたも

言葉ちがうけれど

 

そのように

くりかえし

おしえている

 

 

みる

ということ

 

てらしてゆくこと

 

ならってゆくこと

 

 

つづいてゆくこと

 

 

わかる

まで

 

すっかり

わが身に

しみこむまで

 

 

 

朝晩

ずっと零下数度

お家が冷えきってる

 

なんにもできなくて

 

ただ

うろうろしていても

 

うごいているならば

うごいているならば…

 

生きていられる

 

 

ほんとう

おろか

 

賢ければ

どこにも

どんなときにも

希望つなげられる

おもいこんでいた

 

でも

 

希望って?

 

なにかが

かなうこと?

 

そうではないなあ…

 

この

いま

ありがたい

 

ありがとう

おもわれるこころは?

 

これ

希望

おもってた

 

 

ただ

今日

 

いま

生きていよう

という

おろかな

 

ささやかな

希望だ…

 

 

無為無能無用の

ときを

 

ただ

つなげてしまうこと

 

どんなに詫びて

どんなに祈って

 

ごめんなさいと

 

生きてきたかなあ?

パパママ

 

ありがとう

懺悔滅罪おとなえしていた

 

寒い寒い明け方

 

生きている…

おもってた

 

なんの役にも立たぬわたしを

ずっと

養わせてしまっている

おねえちゃんに

 

ごめんなさい

ありがとう

こめて

 

こころに

おとなえしている

懺悔滅罪

 

素直に

こころ

きよらかに

 

まっすぐに

言えなくなってしまった

ありがとうも

 

ごめんなさいも

 

つたえられないわたしも

すべて

 

詫びるしかなくて

 

それさえ

こころに

だけで…

 

眠れないまま

目をつむって

 

懺悔滅罪

くりかえしている夜

 

つながってゆくなあ…

 

 

 

ここまで

生きてこられて

 

たいへんな幸福

 

幸運

 

いちにち

知らされてゆく

 

 

戦争…

 

遠いこと?

シーちゃん…と

かなしいニュース

かなしい言葉と

 

かなしみと

起きた

 

パパママ

おねえちゃん

ありがとう

起きた

 

もう

おかしくなっていて

役に立つ

なにひとつ

できなくて

 

死のお片付け

寒さに暑さに

 

一所懸命

希望と

 

ひとつ

ひとつ

かなえてもらっていたときが

 

遠い…

 

 

いちにち

ずっとずっと

なんにもならないことだって

 

ただ

うごいて

ただ

うろうろ歩きまわるのだって

 

うごいて

うごいていたら

生きていられるんだ

いちにち

うごいていた

 

ふらふらして

どきどきして

 

うろうろと

おろおろと

 

うごいていた

 

 

いっさいの無駄

してならないんだ…

 

 

この

わが身

 

こらえもできず

わきまえること

かなわず…

 

そうして

傷つけてしまったんだよ

 

おねえちゃんも

弟も

 

傷つけて

 

傷つけて

のうのうと

生きてきてしまったんだ…

 

 

ずうっと…

 

南無阿弥陀

 

念じ

 

ただ

うろうろと

うごいて

 

お野菜の始末をした

 

お掃除をした

 

まだ

壊れきっていない

雪に

つぶれないでいてくれてる

お家に

 

ありがとう…

ありがとう…

言いながら

 

パパ

ママ

おねえちゃんに

ありがとう

言いながら

 

へとへとになるまで

 

かなしみ

こころに

よびよせないように…

 

 

 

 

また

すわる

 

お仏壇のまえ

 

 

 

わたしの

傷なんて

どうだって

 

わたしの

邪悪に

傷つけてしまった

傷を

 

おもう…

 

 

祈る…

 

おねえちゃんに

 

弟に

 

ただ

こころに…

 

 

ごめんなさい…

 

 

平和の

ひとすじ

 

かならず

つながってくれる

 

祈る

 

 

 

戦争が終わりますように

 

世界が平和になりますように

 

 

 

明日

ない

 

いまきり

 

おろか

 

ゆるしてください…

 

 

わたしの

罪みたいに

とんでもなく

降り積もった屋根雪

 

こわい…

 

でも

ここに

あること

 

生きていたこと

 

知っていてくれるひと

あるなあ…

 

この

こころに

いてくれているひと

 

それから…

 

お釈迦さま

 

お祖師さまがたも

 

ご先祖さまも

 

パパ

ママ

 

また

みた

 

ただ

おそろしいまでの雪…

 

 

こらえられないわたし

わきまえることも

できなかった

悪の

自分

 

雪に

 

天に

 

おねえちゃんに

 

 

詫びた…

 

 

 

 

いちにち

いちにち

無事に…

 

こえて

生きていて…

 

倒れていないように

 

無事

祈ります

 

 

かならず

 

かならず

無事にいてください

 

 

ありがとう

 

 

また

明日

 

 

おやすみなさい