シーちゃんと

時々はシーちゃんとこっそり泣こう

愛する

友情

初めて 得た 友情 いや 与えられた と言ったほうが正しい その ただ ひとつの ひとりの 大切な人を わたしは手放した これも 厳密には 自分ごと 切り捨てた というべきかもしれない 理由は? 子どもだったから… 子どもは残酷な生き物 そういう真実を 自らの…

尊し

原発に寿命あるってことは 導入した初めから わかってたろう やっぱり再稼働のほうへ… 福島のぶっ壊れた原発の 廃炉もおもうようにはゆかず難航中のよう 福島に一生を捧げるって そう決意した技術者や たくさんの人 がんばってくれてる… ウクライナでは 原発…

ここにいるよ

ようやくめぐり会えた と そう感ぜられるような 大切な友 幾人かを 若くして失った かなしみは 時と 少しの 成長が ぼんやり 希釈してくれたとしても ここに わたしが置き去りになってしまった という さみしさや喪失感 せつなさ その後 臆病が加速して友も…

愛語

ぬぐごすべ? よがったねさ 今日も 仏間は雨漏り 外は晴天 たぶん 天井裏の 断熱材に溜まった雨水… またまた 雨水に濡れたウエスを交換しては 何度も天井を見上げていた 冒頭の言葉 は 津軽の言葉 もう亡くなった和尚さまの言葉 家の菩提寺の いまの若和尚さ…

縁起

雨が好き から 雨… 恐怖 こわい… となって 十七日目の今日 引き続きの雨漏り 仏間の天井の際を 一日何度も 何度も 何度も! 踏み台に上がっては 滴ったしずくを拭く なげしに 水分受け止めるためのウエス挟み 湿気ったならば その都度 交換する 神棚には し…

愛憎

愛していることは ひしひしと 確実に 伝わってくるのに ひりつくような 居心地わるい おおよそ 男らしくない! って もしも 異性の友人だったならば そう叫んでやるんだけどな っていう そういう愛が パパの ママへの愛だった がんじがらめにしたい けれど …

ささやか

星は 隠れている 夜の 曇り空 纏いたいような 墨色の 濃いとこ だんだん 滲んでく… きれいだ 完全な人間もいないし 完璧な健康もない 百歳時代なんて言って ほとんどは 眠って 食べて 完全介護してもらって生きる ほんの 星屑くらいの 幸運な人たち 百歳で …

どこへ

点眼薬 やたら 滲みてた 痛み に ちかい 炎症起きてるんだから… 眼科の先生が 悪化してはこない 抑えられている という 効果をとって つづけてよい という評価で その判断に従って つづけて つづけて 白濁 ゆっくり ゆっくり 吸収されていて ああ 効いてくれ…

ひとつ

眼が 見えなくなったら? シミュレーション… 字書けない ここも 書けない もちろん本も読めない お料理は? 慣れてるから 工夫したら 手探りで なんとかできるかも… 外は? 歩ける? お買い物は… 文盲… 社会的敗北? IT もしかしたら 音声入力やら 最新の装…

おんなじ空気

ぽたん ぽたぽた… と 涙 こぼれた 東北出身の元総理の言葉 別れを 惜しむ言葉だ そのおもいを 記事で読んで 同じ空気 というところで… 不覚にも だけど 盟友 と表現されてた 銃撃された 無念の友が 倒れた地に すぐさま かけつけたという 同じ空気のところに…

天の川をわたって

ぎりぎりの こころの ぎりぎしに立つような そんな 自分を どっかで見ながら どっかでは 生きてる ありがとう と言う そんな時間が ずっとつづいてる 毎日 毎日 何かしらの異変や 何か 不穏なこと… は日常 なにしろ 何段階にも分けて ざっくりと でも その都…

あなたの絵

絵を描く が いちばん好き! な子どもだった かつて 少女のわたし いや もっと もっと以前から いつも 絵を描いてた 姉上さまのお下がりのクレヨン 使わなくなった色鉛筆 小さくなった鉛筆✏️ もらって 宝物の箱に しまってた 紙は 包装紙の裏や チラシの裏で…

わたしに似てる

お仏壇まわり お掃除して いろいろ 整理して お釈迦様の御像の 左右にある 小さな掛軸 高祖さま 太祖さま と呼ばれる お釈迦様の教えを おひろめになった 二人のお坊様のお姿の掛軸 ちゃんと 見えるようにした せっかく 飾ってあるというのに その前に 法號…

青空

青いノート キャンパスノート コイルの びりびり 切って 抜き取れる どこでも売ってる ありふれたノート 一冊の ただのノート けれど 特別な 最後のノートだ… 青が好きだ☺️ お洋服では 色 と言える色は 青と臙脂色 それも ほんの少し 数えるほど… 青は ブル…

名前という贈り物

みんなの みんなの しあわせ 祈って生きてる なんにも できなくて 自分しかなくて 小さなこと つなげてて 効なく せつなく 時間がゆく めまいがした最初のここの あのもので溢れた光景も 倒れたママの 白い顔も パパの癌は すでに末期で あっさり宣告聞いた…

言葉

悪夢をみた… わたしの悪夢は かならず 猫がでてくる 猫が 死んじゃった… と 泣いていて でも 生きてる! よかった… と見つけた猫は 大怪我を負っていたり… 何かの薬品を浴びせられてたり… 動物病院でのバイトの経験 かなり影響しているようだ 昨夜の そんな…

スクラッチ

突然 痛みが走った 首 かわいいタオル首に巻いて 防御して過ごしている日常 腺がよわいので保温するのと 首まわりから アレルゲンが 入らないため お百姓さんのように?? 大昔の だね もはや… 猫の模様のタオル してたんだけど 色は青… これは まちがったの…

真夜中

長年 早朝4時頃には起きていた 猫を二匹連れて おんぼろアパートの二階で バイトしながら学校に通う という 人生が 夢でみたされてなかったら 途端に 崩れ去る 見えないガラスの城に住むような… そんな生活のなか 早朝のバイトして 一日の時間を活用 授業は…

違い

おばあちゃんの写真 パパの育ての母の方のおばあちゃん その写真 引き延ばした お顔の写真 おんなじの! 何枚も 何枚も 出てきてしまった… おおぉ… つい おののく 遺影に使われた写真だ どうしたものか?? しばし悩み 元の集合写真といっしょに いっしょに…

賢い

眠れていなかったら 栄養が必要 まんべんなく たくさん! たくさん食べるしかない 午後から 雨になって 救われた… おおかたの人は 気分が 重くなるかもしれない雨 わたしは… 楽になる おそらく だいぶ 病んでいる… 自覚できてるんだから よいのだ 雨模様の気…

知らないこと

ほんとうに 知らないことだらけの ちいさな ちいさなわたしだ テレビを外してしまって 久しいうえ あいかわらずの もろもろ 弱者にも さらに 拍車がかかり 見る という機能 つかわれるのは そのほとんどが 活字となっている 脳や心身に どうなのか? なんて …

ラブソング

ナット・キング・コール♪ やさしい声 ラブソング 弾んでたり! 切なかったり… darling って 素敵な響き 踊りたい って… 踊れないけど… ん? 踊れないのかなあ?? 踊れるね きっとね… 誰でも どんなんでも dance たぶん 写真あったなあ… 若きパパママ 踊って…

分身

風邪引きが おそろしい時代に 巻き込まれて 二年 昨日からの風邪症状 今朝は というか 真夜中には がくがく 震えがきて 試しに ちょっと発声してみると かすれている 夜嵐が 戸板を あちこち ガタガタ言わせるのも気味悪い… そして とにかく寒い 眠れない… …

餓鬼

こころ 死んだ 壊れたなあ… って 絶望してから 十日が過ぎた いや… 壊れながら まるで 死んだようになっても 十日 生き延びた 息をつないだ 食事をつくり 食べて 祈り カビ臭いものの始末して いつものようにして 朝は ありがとう と 起きては 祈って… 見え…

石ころ

そういえば… 最初の 往診の先生 わんこ のこと わんころ と言ってた わんこ が にゃんこ と並び 全国区の単語となる ずーーーーっと まえから こちらでは 犬はみんな わんこ 方言が 全国へ いいな… 東北 北関東の方言は その由来が 京の都の言葉であったりし…

小梅

古い古い 年季の入った冷蔵庫 今年 22年目に突入 外せない受け皿みたいなところ 何やら… 麹菌?? 怪しげな 菌様物質を発見 よろしくない いや 大いに わるそうな 見た目ワル な様子のモシャモシャ… 丸く ぽんぽんぽん… ひえーーー… 体調 よくないのに 両親 …

ふつう

ふつう って? なあに?? ふつう じゃないみたい みんなとちがう いつも そんな判定もらう そうやって 区切られる 分けられてきた このところは 仏みたい とか 修行?とか 評されたりも 深く知ってもいなくて そんな関係じゃないのに なにがたのしいの? っ…

問い

甥っ子クンと 遭遇した回数 これまで ほんの 数えるほど… おじいちゃんおばあちゃん だったパパママですら 数えきれないほどは 会っていないから 当然と言えば当然 異常と言えば異常… 甥っ子クンは やさしい パパ(甥っ子にはおじいちゃん) 亡くなって わたし…

無条件

愛すること 愛は 意志という 無条件の 愛 こころ 極限にあった 親ふたりの病から 追いつめられ いたたまれず 自分を 追い込んだ 一日中 極限まで 動きまわった げっそりと 痩せた いまは そんな底よりは 肉体は回復した いくらか 解放されたはずだった けれ…

地吹雪

(もう…終われ…) って 合図みたいな ごうごうごう… ひるひるひる… こわい風! お尻から あおられた! ひゃっっ… やめやめ やめますーー と 雪 最後の ひとすくい積み上げたら また 救急車 ああ… と 祈って 見送ろうと静止し 道なりに ゆっくりと 曲がってゆく…